
離島甲子園開幕迫る 情熱の舞台へ選手ら激励 アララガマと宮古選抜意気込み
18~22日に宮古島市内各球場を舞台に開催される国土交通大臣杯「第16回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)」の開幕を前に14日、市役所で宮古島アララガマボーイズと宮古島選抜チームの激励会が行われた。宮古島で初開催となる離島甲子園に臨む両チームの選手たちは自己紹介や決意表明で意気込みを語り、嘉数登市長、平良敏夫議長、宮城克典教育長らがエールを送った。会場には選手の家族や関係者も集まり、地元開催での活躍を祈願した。
激励会では、監督が選手名を読み上げ、選手が帽子を取って一礼。監督・キャプテンによる大会への抱負の後、嘉数市長が「持てる力を全力で発揮し、観客に大きな感動を与えてほしい。出会いや交流が大きな財産になる」と激励した。
平良議長は「厳しい練習を乗り越えてきた努力を誇りに、最高のパフォーマンスを期待している」と述べ、宮城教育長は「気持ちで負けず、あきらめないプレーを」と鼓舞し、三三七拍子と一本締めで会場を盛り上げた。
宮古島アララガマボーイズの砂辺正人監督は「全国から集まる中学生との交流も大切にし、良い結果を残せるよう頑張りたい」と話し、キャプテンの津嘉山琉空選手(下地中3年)は「優勝を目指し、決勝で宮古選抜を倒したい」と闘志を見せた。
宮古島選抜の垣花雄盛監督は「勝敗にもこだわりつつ、子どもたちが参加して良かったと実感できる大会に」と語り、キャプテン知念十希周選手(平良中3年)は「他の離島の生徒と交流を深め、決勝でアララガマボーイズに勝ちたい」と意気込んだ。
大会は5日間、市内の各球場で開催され、全国27自治体から強豪24チームが参加。18日午後4時からマティダ市民劇場で開会式。19日は伊良部球場、市民球場、下地球場で1・2回戦、20日は準々決勝、準決勝、交流試合を実施。21日に伊良部球場で決勝、表彰式、閉会式に加え、野球教室、キャッチボールクラシックも行われ、午後4時半からJTAドーム宮古島で「さようならパーティー」までの日程で行われる。