新型コロナ 宮古島市74日ぶりの40人超え

【那覇支局】県は2日、宮古島市で新たに43人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日に確認される感染者数が40人を超えるのは1月18日の44人以来、74日ぶり。累計は4081人。多良間村は4日連続のゼロ。累計76人。県内では新たに1173人の感染が確認された。1000人を超えるのは4日連続。累計12万4639人。

 市内患者は10歳未満から70代の男女。前週同曜日の8人と比べると35人増加した。推定感染経路は26人が明らかになっていない。年代別では10歳未満の12人が最多で10代8人、50代7人が続く。職業別では小学生の9人が最多で会社員と公務員の各5人、無職の4人が続く。確認中は6人。1週間当たりの人口10万人当たりでは356.98人と300人を超えた。
 宮古地区の入院中4人、宮古病院3人(中等症1人、軽症2人)、民間病院1人(中等症1人)。宿泊施設療養中25人、自宅療養中115人、入院調整中75人となっている。
 県の城間敦感染症総務課長は宮古の状況について「病床使用率は6.1%、7日間合計の新規感染者数は前週比1.26と14日連続で増加しており、注視が必要だと考えている」と話し、その上で「移動の機会が増えており、基本的な感染対策とワクチン接種を検討してほしい」と呼びかけた。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。連休明けの前週の同じ曜日を294人上回り、11日連続で増加した。年代別では10代が最多。県基準で重症者は2人。
 前日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数429.46人は8日連続で全国ワースト。全国平均は252.04人。
 県の警戒レベル判断指標は当日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数449.26人はレベル4(非常事態)。国基準の病床使用率は26.4%でレベル2(感染流行期)、重症者用病床使用率9.5%はレベル1(流行注意期)。

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