退任して感謝状を受け取った元委員ら =市未来創造センター多目的ホール

地域福祉に決意新た 民生・児童委員改選で

 県子ども生活福祉部福祉政策課は6日、1日の民生委員・児童委員一斉改選に伴って、市未来創造センターで2022年度民生委員・児童委員の委嘱状伝達式を行った。市と多良間村あわせて109人に委嘱状が手渡され、委員らは地域福祉に対する決意を新たにした。退任した委員、22人に対する厚生労働大臣からの感謝状も授与された。市内で新たに委員を務めるのは13人。
 民生委員は、各地域で住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い社会福祉の増進に務めるもの。児童委員は、地域の子どもが元気に安心して暮らせるように見守り、子育ての不安や妊娠中の心配ごとなどの相談・支援を行う。委員の任期は3年。
 式では委嘱を受けた委員ら全員の名前を紹介したのち、各地区の代表者が委嘱状を受け取った。
 民生委員を18年間務めて退任した宮國恵子さんは、「高齢者の見守り訪問・相談や買い物の手伝いなどの活動をしてきた。感謝状を受け嬉しい」と話した。
 式典で玉城デニー知事(代読)は、「新型コロナ以来地域住民の交流が減少するなか、感染防止に努めながら地域住民の見守り活動を行ってきた。児童虐待などの社会課題、社会問題は広範多岐にわたり、皆さんの重要性は一層増している」と激励した。
 来賓の伊良皆光夫多良間村長は、「出生率低下・児童虐待・非行・不登校など児童にかかわる問題が深刻化している。地域の身近な相談役としてその中心的な役割を担い、福祉を推進するためには皆さんの役割は欠かせない」とあいさつした。
 退任して感謝状を受けた元委員は次の通り(敬称略)。
 【区域担当】新垣カツ子、渡久山昌雄、平良美千代、伊山國昭、下地節子、仲間麗子、仲村洋子、友利多喜子、與那覇直子、福里末子、根間多賀生、濱川幸子、下里初美、宮國恵子、奥平英子、富山数子、仲里恵子、仲間トシ子(多良間)【主任児童委員】奥浜実、伊良部秀隆、佐和田貴美子、川満惠子

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