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宮古島観光協会などが香港からの乗客を歓迎した =下地島空港

下地島―香港線が再開 香港エクスプレス航空 5年4カ月ぶり運航 横断幕、三線演奏で歓迎

 香港エクスプレス航空の下地島―香港線が27日、5年4カ月ぶりに再開した。香港から下地島空港に午後5時過ぎに到着した便の乗客172人は市や県、下地島エアポートマネジメント社員らの三線演奏などによる歓迎を受けた。同航空は2019年7月に下地島空港初の国際線として就航したが、新型コロナウイルスの影響により運休となっていた。再開を歓迎した砂川朗副市長は「香港の皆さんには宮古島の美しい自然や文化、地元の食の魅力などを堪能していただきたい」と話した。

就航式典で香港エクスプレス航空の運航再開を喜ぶ砂川副市長(中央)ら


 再開した下地島―香港線は27日から季節定期便として10月25日まで週4回(火・木・金・日曜日)往復運航される。
 下地エアポートマネジメントは、同線が再開することに伴いイベントを実施。下地島空港チェックイン棟で行われた就航式典では砂川副市長、下地エアポートマネジメントの鶴見弘一社長、香港エクスプレス日本地区空港統括本部の伊東資史本部長、県宮古事務所の川上睦子所長、宮古島商工会議所の中尾忠筰副会頭がテープカットを行った。
砂川副市長は「5年4カ月ぶりに運航が再開されたことは大変喜ばしい。宮古ブルーと称される美しい自然をはじめ豊かな自然、独自の文化、地元の食の魅力などを香港の皆さんに存分に堪能していただきたい。宮古島市民にとっても香港がより身近な存在となり、国際的な交流がより一層活発になることを期待している」とあいさつした。
 鶴見社長は「下地島空港は2019年3月にオープンしたが、国際線の中でも香港エクスプレス航空が最初に宮古島に就航した。香港との距離は1100㌔で(飛行機では)2時間ほどで来ることができる。香港の皆さんには宮古島の自然などを楽しんでいただきたい。宮古島の人たちも香港は近い都市なので楽しんでほしい」と述べた。
 香港エクスプレス日本地区空港統括本部の伊東本部長は「運航が再開に至ったことは関係者の信頼関係の結晶である。香港から唯一の宮古島直行便として安全で快適な空の旅を提供できることを大きな誇りを持って喜びを感じる。香港国際空港を拠点に日本に多くの便を運航しており、本日を持って13路線になる。下地島空港から他空港を経由して世界各都市に利用できる」と述べ、下地島―香港線の利用を呼び掛けた。
 宮古島観光協会による到着旅客歓迎行事では「んみゃーち宮古島」の横断幕、三線演奏や記念品配布で迎えた。晴れの天気の下、下地島空港に着いた乗客らは歓迎に笑顔を見せていた。

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