
珠算団体7連覇など報告 宮古総実高 輝かしい商業実務大会成績
第63回県高校商業実務競技大会(沖縄県商業教育研究会主催)で珠算部門で団体7連覇を達成するなど顕著な成績をおさめた宮古総合実業高校の生徒たちによる報告会が19日、同校の校長室で行われた。各部門で上位入賞を果たした報告を受けた船越秀輝校長はその努力をたたえ、九州・全国大会に向けてさらに練習に励む生徒らを激励した。
同大会では珠算部門で団体7連覇を達成したほか、ワープロ技能部門でも団体優勝を果たすなど、各種目で存在感を示した。
船越校長は「会場で直接見ていたが、大人数の中でしっかり結果を残し誇りに思う。強豪校との対戦もあるが、練習の成果を発揮できるよう頑張ってほしい」と激励。また他校の教諭からも強豪校であるため生徒を激励するよう背中も押されたという。
珠算部門で団体優勝と個人5位、読上算2位に輝いた上江洲羽菜さん(3年)は「思うような点数が取れなかった。全国に向けてさらに練習したい」と意欲を語った。電卓部門で団体3位、個人総合準優勝の平良望さん(3年)は「今大会の反省点を生かして、九州・全国大会に向けて励む」と話した。
情報処理部門では団体準優勝。個人4位を獲得した本村穂佳さん(3年)が「全国大会では一生懸命頑張りたい」と語り、団体で出場した源河美月さん(2年)は「3年生の思いを引き継いで、新人大会で優勝を目指したい」と抱負を述べた。
ワープロ技能部門で団体・個人ともに優勝した野原心愛さん(2年)が「九州大会では賞状獲得を目指す。来年は速度部門でも優勝したい」、団体優勝・個人準優勝の古謝紗羽さん(2年)は「タイピングを強化して、順位をキープできるよう頑張る」、真栄里春花さん(2年)も「チームの力になれるよう練習に励みたい」とそれぞれ話した。
今回、同校からは計35人が出場しており、今後はさらに練習を重ねていく。簿記部門では惜しくもあと一歩のところで入賞を逃したが、9月の新人大会に向けて気持ちを切り替え、練習に励んでいるという。