リレー形式でマンゴー、パインをトラックに積み込む関係者 =宮古郵便局

マンゴー・パイン出荷 ゆうパックで全国へ 迅速に「おいしさ」届ける

 宮古郵便局(保久村昌治局長)の「宮古島産マンゴー・パインゆうパック出荷式」が18日、平良西里の同局駐車場で行われた。郵便局や市、県、生産農家、航空関係者らが箱詰めされたマンゴーとパインをリレー形式でトラックに積み込み、出荷期間中の安全輸送と順調な販売を祈念した。マンゴー出荷量は2万3000個を見込んでいる。保久村局長は「全国で心待ちにしている皆さんへ、『迅速』『確実』『丁寧』にお届けし笑顔で喜んでいただけることを期待している」とあいさつした。

全国へ出荷されたマンゴーとパイン


 保久村局長は「夏本番を前にした時期に宮古島を代表するマンゴー・パインゆうパックの取り扱いがスタートする。南の島、宮古島の地から生産者が一つ一つ心を込めて育て上げた『甘い香りと濃厚な味わいが特徴のマンゴー』と『糖度と酸味のバランスの秀でたジューシーなパイン』を全国へ届け、皆さんに笑顔で喜んでいただけることを期待している」と述べた。
 また「郵便局では全国の皆さんに届けるようカタログやチラシを準備し、宮古地域だけでなく沖縄県内の全ての郵便局に備え置き、どの地域からでも申し込みいただけるよう郵便局ネットワークを通して販売促進を拡大している」と購入も呼び掛けた。
 来賓代表の嘉数登市長は「宮古島産マンゴーは県全体の約4割を占める収穫量を誇り、栽培面積、出荷量ともに他地域をリードしている。『夏の味覚の王さま』として宮古島産ブランドを確立するとともに市場でも非常に高い評価を得ている。パインについても技術普及の取り組みにより生産農家の戸数や生産量が年々増加している。品質も『酸味が少なく、甘くあっさりしている』と多くの消費者から好評を博している」と述べ、さらなる知名度の向上と消費拡大に期待を寄せた。
 生産者を代表してマンゴー農家の辺土名忠志さんが「ことしのマンゴーは少し全体の収量が落ち込むということだが病害虫の被害も少なく、農家の努力や南国の太陽の日差しをたっぷり浴びて例年にも増していいマンゴーが仕上がった。全国に出荷されるが迅速かつ丁寧に届けてほしい。頂いた全国の皆さんには甘いだけでなくコクがあり、うまいと納得してもらい、暑い夏を乗り切ってほしい」と述べた。
 出荷伝達ではリレー形式でマンゴー、パインがトラックに積み込まれて出発。郵便局や市、県、航空など各関係者が拍手で見送った。

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