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234人が巣立った宮古高校の卒業式 =同校・体育館

学び舎に別れ、花道で祝福 宮古3高で卒業式 生徒ら新たな旅立ち

 市内3高等学校の卒業式が1日、一斉に行われ、宮古高校、宮古総合実業高校、宮古工業高校の卒業生らが通い慣れた学び舎から巣立った。各高校では工夫を凝らした式典で祝福し、新たな旅立ちのステージを華やかに温かく包み込んだ。各校長は1人ひとりに卒業証書を手渡し、はなむけの言葉を贈った。式後には在校生や保護者らが花道で盛大に祝福するなど、喜ばしい旅立ちの日を迎えた。
 そのうち、宮古高校の第77回卒業式は、午前9時半から同校体育館で行われた。教職員や保護者らが見守る中、松原芳和校長が普通科159人、理数科75人の計234人に卒業証書を授与。受け取った卒業生は勉強やスポーツなどに励んだ学び舎に別れを告げ、新たな一歩を踏み出した。
 式辞で松原芳和校長は3年間頑張ってきた卒業生を祝福し、「どんな時でも責任を持ち周りの人たちからの協力も得ながら、一歩一歩着実に前進してほしい」と述べ、新たなステージを踏み出すはなむけの言葉として「感謝の気持ちを忘れないこと」「グローバルな視点にたって、生涯にわたり主体的に学び続けること」「高い志を持って、自らの可能性に挑戦すること」を送った。
 新城勝也PTA会長は「自分自身のアンテナを張り、新しい情報や経験、学びを通して成長していってほしい」と期待を込めた。
 在校生代表の佐渡山彩歌生徒会長は「私たちにたくさんの思い出をくださって、私たちの目標でいてくれてありがとう。自分らしく羽ばたいて」と送辞を述べた。
 卒業生代表で答辞を述べた豊見山由玖さん、下地希星さんは「マスク着用が義務付けられていた入学式で、相手の顔もはっきり見えない中、これから始まる高校生活に不安と期待でいっぱいだった」と振り返り、「この3年間の経験は、私たちのこれからの人生を支えてくれる大きな力になる」と語った。
 式終了後、花道を通った卒業生には後輩や保護者らが花束など贈り、祝う姿が見られた。

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