総決起大会で初当選への誓い 嘉数氏「市民が真ん中」強調 市議補選の大城氏も W当選へ支持訴え
19日に投開票される宮古島市長選挙に立候補を表明している嘉数登氏(61)の総決起大会が8日、JTAドーム宮古島で開催され、大勢の支持者らが集まり嘉数氏の初当選に向けて団結を誓った。また、市議会議員補欠選挙に立候補を表明している大城仁氏も登壇し、「市長は嘉数登、市議は大城仁」と掲げ、ダブル当選に向けて支持を訴えた。最後は「ガンバロウ三唱」で嘉数氏の初当選に向けて士気を高めた。
約1千000人の支持者が見守る中、嘉数氏は「市が抱えるさまざまな課題解決に取り組んできた。特に、少子化対策、若者の定住促進に注力して取り組んできた」と副市長として活動した期間を振り返り、任期途中の辞任および市長選立候補については▽生まれ育った故郷をより良く発展させる▽政治、行政に対する思い―と主張。その上で「課題解決のための建設的な議論が行われていない現状を打破し、多様な意見の合意形成を図っていきたい」と述べた。
自身が掲げる政策については▽市民の命と暮らしを守る▽農畜水産業の稼ぐ力の強化▽観光振興と市民生活の関連調和▽中小企業の成長と市民所得の向上▽子どもの貧困対策―などを掲げ、「市民が真ん中の豊かで明るい宮古島に向けて皆さまとともに歩んでいく」と声を上げた。
後援会長の神里清春氏は「嘉数氏は、信頼、情愛、行動力をモットーにこれまで活動してきた。『市民が真ん中』こそが政治の道である。リーダーが変われば地域が変わる。明るく豊かな宮古島市をつくっていくために、熱い熱量を広げ、支持していこう」と力強く訴えた。
前市教育長の大城裕子氏は副市長として良い緊張感の中で公務に努めたことを評価し、「嘉数氏は宮古島への愛があふれている。宮古島市の舵取り役にしてほしい」と支持を呼び掛けた。
そのほか、下地康教県議、根路銘康文選挙対策本部長、石垣達也石垣市議会議員やシンバホールディングス代表取締役の安里繁信氏が登壇し、嘉数氏に激励の言葉を贈った。