島の駅みやこ出荷者協議会総会であいさつする西里会長
=ホテルアトールエメラルド宮古島
出荷者協議会が第10回総会 島の駅みやこ 売上過去最高見込む
島の駅みやこ出荷者協議会(可部裕文会長)の総会が13日、平良下里のホテルで行われ、2023年事業・決算・監査報告および24年事業計画などを承認した。23年度の売上は過去最高の8億9000万円が見込まれるものの、地元の誘客などの課題に向け、昨年6月に10周年を迎えた同店舗と生産者らとの今後の取り組みに気持ちを新たにした。
総会でははじめに下地直哉副会長が開会あいさつを述べ、続いて西里長治会長がはじめのことばで同総会も10周年を迎えたことでホテルを利用した大きな会となったことに触れ、「生産者の皆さまのおかげだ」と話し、「コロナ禍では大変な思いもあったが観光客が戻り、コロナ前に比べても過去最高の売上高となっている」と好調ぶりをアピール。
一方で増加した観光客に追い付かない島産品の供給不足については今後も宮古島商工会議所(根路銘康文会頭)との「モノづくり勉強会」などに取り組み、「なお一層、生産者の皆さまの力を貸してほしい」と鼓舞した。
報告では、同店舗の中心的イベント「マンゴー王国」によるマンゴー関連商品含めた23年度の上半期は観光客の回復で売上が好調に推移し、1億1200万円を売り上げるも前年比ほぼ100%、宮古島メロンについても出始めが早く11、12月累積は前年比123%であるもののこれまでの取り組みを省みながらも改善していきたいと振り返った。
また、地元の層の減少にも課題(駐車場やレジ、テラスの込み具合問題など)があるとし、今後の誘客へ取り組み、地元層で月毎2万人を目指し、売り上げ目標を9億3000万円と定めた。
その後、親睦会で生産者同士の横のつながりを確認し、総会は盛大となった。