開店と同時に多くの客が入り、ゴーヤーを買い求めた =あたらす市場

ゴーヤー特価に大盛況 1袋100円、購入者笑顔 「ゴーヤーの日」キャンペーン

 2024年宮古地区「ゴーヤーの日」キャンペーン(主催・同実行委員会)が8日、JAファーマーズマーケットあたらす市場で行われ、ゴーヤーが1袋(約600㌘)100円の特価で販売された。同市場前には長蛇の列ができ、開店すると多くの人が買い求めるなど大盛況。開店前のこの日は約2000袋が店頭に並び、購入した人たちは特価を歓迎し、「ゴーヤーチャンプルーなどでおいしくいただきたい」と笑顔を見せた。
 5月8日の「ゴーヤーの日」は、この時期にゴーヤーの出荷が最盛期を迎えることと語呂合わせで制定。同実行委員会はJA、県、市や農業関係機関と連携し、島内外の消費者へ向けて安全で安心な宮古島産ゴーヤーを広くアピールするとともに消費拡大を図ることを目的にキャンペーンを行っている。
 今年は「サンゴの島から育まれた野菜の王!宮古島産ゴーヤー」のタイトルの下、生産農家が栽培した新鮮なゴーヤー約2000袋が準備された。開店と同時に入ってきた人たちは店頭のゴーヤーを囲み、1人2袋までを購入。70代女性は「安く購入できると聞いて初めて来た。ゴーヤーチャンプルでおいしくいただきたい」、60代男性は「初めてきたが安いのがいい。天ぷらにして食べる」とそれぞれ語った。
 実行委員会の下地誠委員長(JAおきなわ宮古地区本部長)は「いつもの通り盛況で多くの人が時間前から並んでいた。通常値段の3分の1ぐらいで買えるので、お客さんにとってはお得。来年以降も継続していきたい」と話した。
 JA宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会下地支店の来間正博支部長は、多くのお客さんの購入を歓迎し「今期のゴーヤーは曲がりも少なく、とても良い」と強調した。
 実行委員会によると生産農家は120戸。23期作は、ほ場の定植作業が順調に進み、初期成育は良好で昨年11月6日に初出荷。12月中旬から年明けにかけて長雨などの影響があり、1月の出荷数量は伸び悩んだが2月からは気温が上昇し、日量の増加も見られ順調に出荷されている。
 出荷期間は昨年11月から6月までで、5月の出荷量が多く、これから増えてくる。沖縄本島の出荷期間は3、4カ月だが宮古島は生産農家の技術レベルが高く6カ月以上になるという。

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