展示された独首相来島の写真などの資料を見る来館者ら =1日、市立図書館

市立図書館 独首相来島など歴史展示

市立図書館は1日、「博愛美談からドイツ国首相来島まで」と題して、ドイツ商船救助から2000年の首相来島までの出来事を年表にまとめ、関連する史料や当時の写真などの展示を開始した。期間は6日まで。

 展示は企画した未来創造センターの古堅宗和センター長が独自に調査し、資料と私物をもとに制作。1933(昭和8)年に教科書に載った博愛美談や、当時の宮古島の人たちの取り組みを詳しく紹介している。
 博愛記念碑は明治時代に作られたもの以外の複製をすべて紹介。また首相来島時の写真や来島要請団のドイツ訪問時の写真、警備員の徽章など、当時を忍ばせる資料が並ぶ。
 古堅さんは「宮古の人たちは団結力が強く、大きな物事を実現する力がある。子どもたちに見てもらいたい」と展示の狙いを話した。

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