テープカットを行う前田推進本部長(左から2人目)と池田副知事(同3人目)ら関係者 =那覇市の奥武山公園

花と食のフェスティバル開幕 県産農林水産物一堂に 4年ぶり対面で開催

【那覇支局】沖縄が誇る野菜や果樹をはじめとした農林水産物が一堂に集まったイベント「おきなわ花と食のフェスティバル2023」(主催・同推進本部)が21日、那覇市の奥武山公園で始まった。4年ぶりの対面での開催で27日まで行われる。「てぃださんさん食べたらがんじゅう沖縄産!」をキャッチコピーに107の出展ブースには県産の野菜、果樹や花木が並んだ。各種農産物の品評会も行われ、野菜品評会では垣花政一さん(JA多良間支店所属)の「トウガン」と「カボチャ」がそれぞれ金賞を受賞し、特別賞として「県農業共済組合組合長理事賞」、「県議会議長賞」にもそれぞれ選ばれた。宮古地区は同部門の金、銀、銅賞を独占した。
 21日の開会式で推進本部長を務めるJAおきなわの前田典男理事長は「家族で楽しめるフェスティバルとなっている。多くの人が来場し、安全安心で新鮮な県産農水産物とその加工品等の素晴らしさを実感していただくとともに楽しい時間を過ごしてほしい」、玉城デニー知事(代読・池田竹州副知事)「フェスティバルは県の農林水産業に対する県民の理解を深め、地産地消を推進するとともにその魅力を県内外の方にも知っていただく、情報発信の場になっている。県としても本県の農林水産業のさらなる振興に取り組んでいく」とそれぞれ語った。
 フェスティバルでは各種農水産物の品評会も行われ、宮古地区では園芸品目のトウガン、カボチャ、ゴーヤーと海ブドウで表彰者が出た。品評会の表彰式はきょう22日に同会場で行われる。
 宮古地区の受賞者は次の通り(敬称略)。
【トウガン】金賞(県農業共済組合組合長理事賞)=垣花政一(JA多良間支店)▽銀賞=兼島永喜(JA上野支店)▽銅賞=仲宗根稔(同)
【カボチャ】金賞(県議会議長賞)=垣花政一(JA多良間支店)▽銀賞=川満幸一(JA下地支店)▽銅賞=砂川博昭(JA上野支店)
【ゴーヤー】銀賞=伊志嶺一之(JA上野支店)▽銅賞=池間義光(同)
【海ブドウ】優良賞(県海ぶどう生産者協議会長賞)=南国マーケット(岩佐敏弘代表)

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