4月開設に向けて整備が進む城辺世代間交流複合施設の建設現場 =城辺福里

旧町役場跡、指定管理へ

宮古島市(座喜味一幸市長)は旧城辺町役場跡地に建設中の「城辺世代間交流複合施設」について、4月から指定管理を実施する方針だ。このほど、指定管理者の募集を開始した。2月4日締め切りで、同10日までにプレゼンテーションを踏まえて候補者を決定し、市議会3月定例会に上程する。4月1日開設、同15日事業開始の予定。指定管理は、管理運営に幅広い団体のノウハウを生かし、効率的で質の高いサービス提供を図るもの。

 施設は、安心して子育てできる環境づくりで、子どもたちの居場所を確保し、地域づくりの主体となる住民のつながりを深めるため、多世代が交流する拠点として設置。高齢化や人口流出で過疎化が進む城辺地域で、子どもからお年寄りまでの世代が気軽にふれあい、交流することで地域全体による子育て支援に結びつけ、地域の持続的発展及び地域力向上につなげることが目的。
 建設地の敷地面積は2539平方㍍、建築面積626平方㍍、延べ床面積563平方㍍で鉄筋コンクリート造り平屋建て。建設費は2億1600万円。
 施設概要は、▽子どもの成長を育む「ぐすくべ児童館」▽子育ての悩みや不安を支える「城辺子育て支援センター」▽地域の幅広い年代が気軽に集う「城辺交流施設」―の3つ。児童館に遊戯室や図書室、相談室、センターに支援室、交流施設に多目的ホールや交流スペース、会議室、和室などを設置する。
 指定管理期間は2022年4月~27年3月の5年間で、管理料は5年間で1億8千万円余を予定する。募集要項配布は14日午後3時締め切りで、宮古島市公式ホームページからダウンロードか市児童家庭課子育て支援係まで。応募の質問受付は20日午後3時までで、同係ファクシミリ(73-1984)かメール(fj.kosodate@city.miyakojima.lg.jp)のみ。

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