新型コロナ 宮古島市累計3千人超
【那覇支局】県は21日、宮古島市で新たに35人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。8日連続2桁の感染者となった。累計は3030人と3000人を超えた。また、多良間村に居住地があり、市内で感染した人も1人確認された。宮古保健所管内の累計は5人。県内では新たに1236人の感染が確認された。累計7万3047人。
市内患者は10歳未満から90歳以上までの男女35人。前週の62人と比べると56%減少した。8日連続で前週の同じ曜日を下回った。年齢別では50代、60代の7人が最多で20代、80代の各5人が続いている。推定感染経路は11人が調査中で31%の感染が分かっていない。職業別では無職12人が最多でサービス業4人、建設業、小学生、販売業、漁業各2人が続いている。確認中は4人。1週間当たりの人口10万人当たりでは475.97人となり、500人を下回り、7日連続の3桁となった。
市の入院中21人は宮古病院14人(中等症11人、軽症3人)、民間病院7人(中等症1人、軽症6人)。宿泊施設療養中28人、自宅療養中245人、入院調整中133人となっている。
市内の感染者は2020年7月29日に1人が初めて確認された。1年後の21年7月29日の9人で1003人と1000人を超えた。それから約半年後の22年1月6日に68人を確認し、2059人と2000人を上回った。そこから15日後の21日に35人を確認し、3030人と3000人台に達した。感染の波が来るたびに市内では爆発的に感染者が増加し最初の感染者から約1年6カ月で3000人を超えた。
宮古保健所管内の多良間村の居住者は80歳の無職男性で市内の施設で生活している。19日に発症し、20日に感染が確定した。施設内感染とみられる。現在は市内の病院で入院中。宮古保健所管内に住所がある人で感染が確認されるのは21年9月3日以来、140日ぶり。
県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週14日の1596人を508人下回り、23%減少した。年代別では20代の202人が最多。県基準で重症者は6人。医療従事者の欠勤者は395人となり、6日連続で前日を下回った。
県内の21日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は606.42人。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(60.2%)はレベル3(感染まん延期)の50%超。重症者用病床使用率(39.0%)はレベル2(感染流行期)。