シャッターが下りた土産物店もあり閑散とした様子の宮古空港

宮古空港、利用客が激減

宮古島市内の新型コロナウイルス感染急拡大を受け、宮古空港の利用者数が大幅に減少している。宮古空港ターミナルによると、まん延防止等重点措置が適用された9日以降、空港内の物販10店舗のうち土産物店の2つが休業した。帰省や冬休み利用で賑わった年末年始とは一変し、人影はまばらになっている。

 20日午前に到着した羽田発の2便は乗客数が共に20人程度で搭乗率は1~2割。緊急事態宣言下でも見られた観光客の姿は減り閑散としていた。施設内の関係者らは「まん延防止以降はずっと、この状態」と口を揃えた。便によっては乗客数が一桁の時もあるという。3年以上空港内で勤めているという女性は「これまでで一番減っている。オミクロン株の流行と同時に感染が激増したから、宮古に来るのが怖いのだと思う」と語った。
 ロビーで出迎えるレンタカー会社のスタッフも一様に「予約が一気に減った」と話す。ある会社は予約が1割程度しか埋まっていなかった。
 現在施設内の店舗数は物販10、飲食3の計13店舗。このうちターミナルの直営店舗は3つだが、どこも利益にならないという。ターミナル役員のひとりは「空港を快適に利用していただくことは私たちの責務。利用者がひとりでもいる以上、直営店は開け続けなければならない」と語った。

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