12月定例会の提出議案説明が行われた全員協議会 =市議会内

補正予算案22億円計上 歳入歳出総額400億円超

 宮古島市議会(上地廣敏議長)の全員協議会が1日午後、市議会で開かれ、宮古島市(座喜味一幸市長)が22億1564万円を追加する2022年度一般会計補正予算案など12月定例会に提出する議案を説明した。伊川秀樹副市長らが出席した。議案は特別会計を含む補正予算案9件、条例関連18件、公共施設の指定管理9件の計36件。定例会は6日に開会。会期は20日までの15日間で、一般質問は13日から土日を除く19日までの5日間。
 一般会計補正予算案は追加後の歳入歳出総額を420億1876万円とするもので、予算額は前年度に続いて400億円を超えた。
 主な歳入は、前年度繰越金10億9107万円、ふるさとまちづくり応援基金や合併振興基金及び財政調整基金などの繰入金5億1761万円、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金1億9671万円を含む国庫支出金3億1419万円、県支出金1億8168万円などを計上。
 歳出では、財政調整積立金10億3718万円を含む総務費が11億1222万円と全体の約5割を占めたほか、農業生産力向上及び農家所得アップ支援事業2億1236万円など農林水産業費に2億8171万円を盛り込んだ。
 沖縄振興公共投資交付金事業(街路)など土木費は1億3702万円、法人保育所運営扶助費6883万円など民生費が3億2072万円、学校施設改修9427万円など教育費1億3983万円。水道事業会計負担金1億6864万円など諸支出金に1億8162万円を充てた。
 特別会計補正予算案は、港湾が4858万円、介護保険1億1118万円、屠畜会整理1568万円などで合計額は1億7954万円となっている。
 条例関係では、宮古島市周辺海域で水上オートバイなどの危険航行による事故を防止するため、新たに安全利用促進のための条例を制定し、海域などの利用者の生命、身体及び財産の保護を図る。教育委員会所管のスポーツ施設を市長部局に移行することに伴い、設置と管理条例を制定する。
 指定管理者の指定は老人福祉センターや社会福祉センター、広域情報センター、火葬場(市斎苑、白鳥苑)、パイナガマ海空すこやか公園、市営住宅など9施設となっている。

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