プロジェクターの資料を交えて説明を聞く参加者ら
=6日(商工会提供)
価格転嫁と原価計算学ぶ 伊良部商工会でセミナー 物価高騰克服へ事業者支援
宮古島市伊良部商工会主催の「物価高騰対策セミナー&個別相談会」が6日、市伊良部前里添の同商工会会議室で開かれた。原材料費や物流費、人件費の高騰などに直面する島内事業者の経営支援を目的に行われたもので、地元の製造業や飲食・小売業などの代表者ら10人が参加。セミナーでは物価高騰や最低賃金改定に伴うコスト増への対応、適正な価格転嫁は地域経済を支える小規模事業者にとって喫緊の課題となっており、参加した事業者らは自社の経営基盤強化へ向けて真剣な表情で耳を傾け、実践的なワークシートを用いた原価の「見える化」や適正な価格転嫁の交渉術についても理解を深めた。

セミナーは「物価高を乗り切る!利益を確保する『正しい原価計算』と『価格転嫁・交渉術』」をテーマに、沖縄県よろず支援拠点生産性向上支援センター長の金城力氏が講師を務めた。
講座では、原材料費だけでなく物流費や光熱費、人件費などの「見えない経費」を可視化するワークシートを活用。適正な卸価格を逆算・シミュレーションする具体的な手法が伝授された。
また、単なる値上げではなく客観的データや市場動向を基にした論理的な交渉方法、取引先とのパートナーシップを維持するための「付加価値提案」について詳細な解説がなされた。
講演後の個別相談会では、自社の原価構造の分析や省力化・IT導入をはじめとする業務改善について、講師と参加者の間で熱心な質疑応答が行われた。



