• HOME
  • 記事
  • 教育・暮らし
  • 社会を明るくする運動作文コン 伊良部さん(西辺小)最優秀賞 「思いやり、支え合う」を伝え、地域見守る「カナスヤー運動」発表
作文コンテスト表彰式で賞状を受け取った児童生徒と関係者 =9月30日、市役所

社会を明るくする運動作文コン 伊良部さん(西辺小)最優秀賞 「思いやり、支え合う」を伝え、地域見守る「カナスヤー運動」発表

 第76回社会を明るくする運動「宮古地区作文コンテスト表彰式」が9月30日に市役所で行われた。宮古島市と多良間村から寄せられた作品44点の中から選ばれた小学生の部最優秀賞の伊良部心彩さん(西辺小5年)、同部優秀賞の稲垣千花さん(平一小6年)、中学生の部優秀賞の松村悠生さん(鏡原中1年)の3人に賞状と副賞が贈られた。受賞後、伊良部さんが受賞作文の「カナスヤー運動」を朗読し、地域ぐるみで育むあいさつと温かな見守りの大切さを訴えた。
 今回の入賞者は小学生の部、中学生の部それぞれ6人。多良間村からは9人が入賞した。中学生の部最優秀賞には島袋さくらさん(多良間中3年)が選ばれ、村でも表彰が行われた。
 宮古地区推進委員会委員長を務める嘉数登市長があいさつで「犯罪や非行のない明るい地域社会は一人ひとりが相手を思いやり、支え合う行動から生まれる。皆さんの想いが家族や地域へ広がり、運動への理解が深まることを期待したい」と受賞者をたたえた。
 宮古保護区保護司会の平良正和会長は、過去に宮古地区の代表作品が6年連続で沖縄県知事賞(最優秀賞)を受賞し全国へ推薦されている実績に触れ、「今年も素晴らしい作品が集まった。今後も作文を通して社会を明るくする輪を広げてほしい」と呼びかけた。 
 このあと宮古保護区協力雇用主会、宮古更生保護女性会が副賞として図書カードなどを手渡した。
 協力雇用主会の友利博明会長(代読)は「立ち直りを支える雇用現場でも声をかけ話を聞く思いやりが力になる。勇気を出して手を差し伸べる行動を大切にしてほしい」、更生保護女性会の上里啓美会長は「作品から子どもたちの真剣な想いが伝わり、心が温かくなった」との感銘を示した。
 作文を朗読した伊良部さんは、自身が通う学校で長年続く、登校前にお年寄り宅へ立ち寄ってあいさつを交わす取り組みを紹介。「かなす(愛おしい・大好き)」と「やー(家)」を合わせた言葉の意味に触れ、一人暮らしの高齢者が増える地域において、あいさつ運動が相互の安否確認や生きがい、安心・安全な地域づくりにつながっている現状を等身大の言葉で表現した。最後は「この運動が社会全体に広がり、明るい社会になってほしい」と述べ、会場からは大きな拍手が送られた。 
 表彰式後、報道陣の取材に応じた伊良部さんは、受賞に「あまり自信がなかったので最優秀賞に選ばれてうれしい」と話した。作品の中で最も伝えたかったことには「西辺のおばあやおじぃたちが『カナスヤー運動』を長く続けていること」を挙げ、地域の人々の歩みや温かい活動を作文を通じて届けたいという思いを語った。

関連記事一覧