追い込み漁を体験した狩俣中学校生徒ら
=26日、狩俣漁港(提供写真)
八重干瀬で伝統の追い込み漁 狩俣中生徒、500キロの大漁 地域文化の継承へ体験学習
狩俣中学校(平良吉嗣校長)の生徒たちが26日、国指定の天然記念物である八重干瀬(やびじ)で地域の伝統漁法「追い込み漁」を体験した。生徒5人が漁師、保護者らととともに沖へ向かい入水。漁から約5時間で帰り、狩俣漁港にアイゴやテングハギなどを水揚げした。生徒たちは手応え十分に「たくさん捕れた」と笑顔いっぱいに成果を喜んだ。
この日、生徒たちは午前6時半ごろに狩俣漁港を出港して八重干瀬へ向かい、追い込み漁を行った。これまでの事前学習を生かし挑んだ生徒たちは海に潜り、魚を追い込む作業や船上で網の引き上げ作業などに汗を流した。
漁獲量は約500キロ。水揚げした狩俣漁港では保護者らが迎えた。魚は生徒たちに分配されたほか、地域の買い手にも販売され、生徒たちの力強い頑張りをたたえた。
3年連続で体験した池間優子さん(3年)は「昨年まであまり泳げなかったが、今年は魚の追い込みや引き揚げ、網の仕掛けの仕組みまで学ぶことができた。こうした伝統漁法を大切に継承していくことで、後輩たちも貴重な体験ができる」と胸を張った。
仲間智教頭は「地域の伝統文化を知ることは大事。漁師から学んだ網の修理や海から拾ってきたビン玉を使ったアート制作、追い込み漁の体験学習を生かした税の作文などは、これからの授業にも生かしていきたい」と語った。




