夏まつり中止を発表する下地委員長(左)と新城武一郎専務 =宮古島商工会議所

宮古島夏まつり中止 県の対処方針延長受け

 24日に予定していた2022宮古島夏まつりについて、主催する実行委員会の下地義治委員長(宮古島商工会議所会頭)は20日、県の新型コロナウイルス感染症対策本部が対処方針を今月30日まで延長したことを踏まえ、県要請を受け入れて中止すると発表した。また、市補助金の執行期間が9月末となっているため、延期が厳しいことも理由に挙げた。
 夏まつりは、当初の8月14日から同27日、9月24日と2回にわたって延期となっていた。実行委は今月14日に新型コロナ新規陽性者が100人を下回る状況が続いているとして、24日に実施すると決定したが、翌15日には県が「社会経済活動を継続しながら医療を守るための対策期間」を16日から30日までに延長すると決めた。
 下地委員長は、「県から再三、行動制限があることや、実施方法について意見があった。祭りは3時間のみの実施としたが、(主張は)平行線で、県の指導を踏まえて中止とする」と説明。この上で「3度目の正直でやると決めて市民に発表した。どうしても実施したかったが、規制も厳しく涙を飲んで断念せざるを得ない」と語った。

関連記事一覧