若林さん(右)から書籍を受け取った宮城校長
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後輩の「夢の手がかりに」 若林凌駕さん、母校などにエッセイ寄贈 不登校の経験綴る 宮古高・島の高等学院へ
宮古島市出身の放送作家で、古本屋店主や漫才師としても幅広く活動する若林凌駕さん(24)が8日、母校である宮古高校と、通信制高校サポート校の「島の高等学院」を訪れ、自身初となる宮古島エッセイ集「宮古BLUE(ブルー)」を寄贈した。若林さんは「不登校やひきこもりを経験した僕と同じように、悩みを抱えている生徒や学校にうまく馴染めない生徒たちにとって、夢の手がかりや少しでも変わるきっかけになれば」と本に込めた熱い思いを語った。
若林さんは多感な小中高時代を宮古島で過ごし、現在は東京を拠点に放送作家として活躍する傍ら、古本屋「古本興業」の営みや、タレントの水道橋博士さんとの漫才ユニット「14歳」の活動など多才な表現で注目を集めている。
2月28日に出版された「宮古BLUE」は、島での孤独や憂鬱(ゆううつ)、そして青春の記憶を独自の視点で描写した一冊。「宮古の海のように透き通った思い出ではないものの、さまざまな感情が混じり合った僕なりの『青さ』を綴った」という、飾らない故郷の姿が収められている。
この日、宮古高校で行われた寄贈式で書籍を受け取った宮城竜幸校長は、「全国的に本を読む生徒が減っている中、こうして母校の先輩が寄贈してくれたことを機に、生徒たちに本を読む機会を与えてくださりありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、先輩の活躍と温かい志をたたえた。
島を離れて活動する今だからこそ紡げた若林さんの言葉は母校の図書室などからも後輩たちの心へと届けられる。


