子の急病時、キャンセル無料 スカイマーク、特例措置トライアル開始 ハラスメント対策で名札にイニシャル制も
スカイマーク(本社・東京都大田区、本橋学社長)は20日、0歳から6歳までの乳幼児を対象とした航空券の払戻特例措置のトライアルを同日から開始したと発表した。搭乗日前後の通院領収書などを提出すれば家族分の運賃も含めて全額払い戻すもので、旅行時の経済的・精神的負担の軽減を目指す。ただし、ツアー商品や団体航空券は対象外。また、新たな取り組みとして、客室乗務職と地上旅客職の名札表記に「イニシャル制」を導入することも併せて発表した。

払戻特例措置は、「子どもが急に発熱するため予約を躊躇(ちゅうちょ)してしまう」という利用者の悩みに応え、子育て中の社内のメンバーから「楽しみな旅行を断念せざるを得ないご家族の負担を少しでも軽減したい」との提案が上がり、実現に至った。
対象は搭乗予定日時点で0~6歳の子ども。急な発熱などで旅行をキャンセルする場合、搭乗予定日の前後3日以内に受診した「病院の領収書」または「診療明細書」を提出すれば、診断書なしで運賃が全額払い戻される。同時に予約をキャンセルする同行者についても、払戻手数料が免除(全額払い戻し)となる。ただし、旅行代理店で購入されたツアー商品や団体航空券は対象外となっている。
季節性の風邪をはじめ、インフルエンザや新型コロナウイルスなど5類感染症に加え、いずれの傷病であっても適用される。トライアル期間は2027年3月31日までとなっており、利用実績などに基づき制度の恒常化を検討する方針だ。
また、6月1日からは客室乗務職と地上旅客職を対象に、名札表記を従来の「苗字表記」に加え、新たに「イニシャル表記」からも選択できる新制度を開始する。
近年深刻化しているカスタマーハラスメントへの対応の一環で、インターネットやSNSなどによる意図しない個人特定のリスクを低減させることが目的。従業員がより安心して働くことができる職場環境を整えていく。客室乗務職は6月1日から開始し、地上旅客職についても準備が整い次第、順次導入する予定となっているとのこと。


