濱元誠喜さんに藍綬褒章 更生保護に尽力「家族に感謝」 伴走型で温かく支える姿勢で24年
政府は28日付で2026年春の褒章受章者を発表した。全国で631人が選ばれ、県内からは計7人(緑綬1人、黄綬3人、藍綬3人)の受章。発令は29日。そのうち、宮古島市からは保護司の濱元誠喜さん(76、平良久貝)が更生保護功績で藍綬褒章を受章する。
濱元さんは伊良部前里添の出身。東海大学第2工学部機械工学科卒業後、電気工事水道社を経て宮古工業高校教師(臨時的任用)を20年勤めた。その後、宮芝スクールで危険物取扱者や電気工事士等の国家試験に向けた指導に情熱を注いできた。
仕事をしながら犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える保護司。その活動は24年に及び、受章の報に濱元さんは「貰えるとは思わなかったのでびっくりした。(保護司活動支えた)妻や家族に感謝している」と控えめに語った。対象者に寄り添いながらの伴走型で関わり、その後も祝い事などで声をかけてくれたことなどがうれしいと笑顔を見せた。
活動を始めるきっかけはスクール運営し、小学校PTA活動していた際、当時の校長から「資格を通して子どもたちの更生を手伝ってほしい」との言葉だった。子育ての経験があり、よそ様の子どもも育ててみたいとの思いや保護司に関心があったことで引き受けたという。
関わった対象者は24年で25人に上り、そのうち10人ほどが宮芝スクールで学んだ。
問題を抱える子どもとスクールの子どもの違いには「みんな同じで中身は変わらない。問題を抱えている子どもは自分を低く見ているので、そうでないと教え認めてあげると勉強するようになった」と話した。
また「みんな頑張ればできる。もっと伸びるのに親が抑えており、抑えがなければ伸びる」と語り、経験から「褒めてあげてほしい。(相談があった時は)子どもは褒めるように」とも語った。
後輩には「保護司の活動は大事。対象者に寄り添いながら伴走してあげてほしい」とアドバイス。「以前は(先導型で)引っ張っていたが研修や活動しながらの反省、勉強するなかで伴走型に考え方が変わった。伴走して保護司として人間としても成長した」と話した。
今後は、子どもたちの登下校時のあいさつなど社会を明るくする運動に関わりたいという。


