若年性認知症の在宅介護語る 15日にシンポ、実体験や支援策共有

 若年性認知症への理解を深め、共生社会の実現を考えるシンポジウム(主催・ま~つきずみの会、共催・宮古島市ほか)が15日午前10時から、市役所2階大ホールで開かれる。夫を10年間在宅で介護した経験を持つ渡辺久江さんによる体験講話や、専門職を交えたパネルディスカッションを展開する。「知ること」をテーマに、誰もがなりうる認知症について地域全体で考える。参加無料、事前申し込み不要。問い合わせは市高齢者支援課(73・1964)まで。
 シンポジウムでは、認知症の人と家族の会の沖縄県支部世話人としても活動する渡辺さんが、家族の目線から実体験を語る。後半は、同会代表の徳盛裕元氏や同診療所の竹井太院長ら市内の専門職が登壇。介護現場や支援の最前線からの声を交え、家族が認知症になった際の心構えや、地域で活用できる支え合いの仕組みについて意見を交わす。
 開催に至った背景には、働き盛りで発症する「若年性認知症」が本人や家族の生活に与える影響の大きさがある。県内の統計では、昨年3月末時点で40~64歳の要介護(要支援)認定者のうち、約48%が認知症に関連した支援を必要としているという。
 市高齢者支援課は、市民の約3900人が「認知症サポーター」として活動している現状に触れ、「専門性の有無にかかわらず、正しく理解し温かく見守る応援者が増えることが、安心して暮らせるまちづくりにつながる」として、多くの受講・参加を呼び掛けている。

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