初泳ぎの合図とともに一斉に海に飛び込む子どもたち =31日、与那覇前浜ビーチ

宮古島の夏、心ゆくまで 家族連れら初泳ぎ楽しむ 「東洋一」前浜で海びらき宣言

 宮古島に夏の到来を告げる海族まつり2024第46回宮古島の海びらき(主催・宮古島観光協会)が31日、与那覇前浜ビーチで開催された。「サンゴの楽園未来まで集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」をキャッチフレーズに行われ、大勢の家族連れや観光客らが東洋一美しいと言われる青い海と白い砂浜を満喫した。前日までこの日は雨予報で開催が危ぶまれたが午前9時ごろから太陽の光がビーチに刺さり、名護市出身のお笑い芸人パッション屋良さんによるパフォーマンス、ビーチ相撲や島ぞうり飛ばしなどの催しもイベントを盛り上げた。
 海びらきは東洋一真っ白い砂浜と透き通る宮古島の美しい海を島内外にアピールし、海浜を永久の観光資源として守り育み、合わせて海の安全祈願を行うことを目的に行われている。例年は4月第一日曜日に行われているが、14日開催の全日本トライアスロン宮古島大会の準備の関係でこの日の海びらき開催となった。
 同協会の吉井良介会長は「マナーとルールを守り、安心・安全を重要なテーマとし、宮古島の海を楽しんでほしい。大雨予報の中晴れてよかった」とあいさつ。座喜味一幸市長(代読・嘉数登副市長))は「市民と観光客の皆さんが楽しんでもらえることが大変喜ばしい。美しい宮古島の夏を心ゆくまで楽しんで」と祝辞を述べた。
 海びらきは早朝から関係者らによる安全祈願が行われ、午前10時からんきゃーんじゅくによる太鼓の演舞で幕を開けた。リンクスタジオやブギウギスイング、テマナオテラのダンス、パッション屋良さんのライブのほか、来場者が参加できるビーチ相撲や島ぞうり飛ばし大会も行われ、家族連れや子どもらで盛り上がった。
 海びらき宣言は同協会の大嶺宜之青年部長とミス宮古島の3人らが行い、初泳ぎの合図を受けた子どもたちは一斉に海に向かってダッシュ。水中ゴーグルを着け海中に潜ったり、ビーチで鬼ごっこをするなど、この日の海びらきを思い思いの形で楽しんだ。

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