整列した新成人ら =JTAドーム宮古島

「二十歳を祝う会」で決意 生まれ育った宮古島に感謝

 市と市教育委員会は5日、「令和6年二十歳を祝う会」を開催し、この日晴天となった青空とともにおよそ500人の門出を祝福した。民法改正により成人年齢は20歳から18歳に引き下げられたが、従来通り2023年度で20歳を迎える人が対象となった。座喜味一幸市長は「大きな目標と情熱あふれる行動力で人生を歩んでほしい」と新成人らを激励した。
 式典に先立ち、幕開けとなるアトラクションでは狩俣良眞さんによる宮古民謡と三線、カイルアフラスタジオ宮古によるフラダンスが披露され、宮古島まもるくんによる交通安全メッセージも新成人に贈られた。式典では昨年に続きみやこ少年少女合唱団とともに参加者らが市歌「黎明の空に」を斉唱した。
 大城裕子教育長は開会のことばで「みなさんの明るい表情を見て宮古島と日本の未来は明るいと確信した。背筋を伸ばし堂々と人生を歩んでほしい」と語りかけ、座喜味市長は式辞として「二十歳を迎えたみなさんに心よりお祝い申しあげる。市とのつながりを忘れず、さまざまな機会を通じてみなさんがこれからますます活躍することを願う」と祝福の言葉を述べた。
 この後は玉城デニー県知事からの「洋々たる前途を祝す」という祝電が贈られ、二十歳の決意発表として伊波颯介さん、久高歩眸さん、常戸大湖さんが登壇。伊波さんは「この20年間私たちは両親や叱ってくれた先生をはじめ、いろんな人に支えられここまで成長できた。生まれ育った宮古島に感謝しつつ、これからますます精進していきたい」を記念すべき門出の日に決意を新たにした。

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