「赤い羽根」伝達式に出席した嘉数副市長(前列右から2人目)ら =1日、宮古空港

77年目の「赤い羽根」開始 宮古空港で空の伝達式

 2023年度の赤い羽根共同募金運動が1日、全国一斉に始まった。1947年から実施され、ことしで77年目を迎えるもの。宮古空港で同日、「空の美ら島便」伝達式が行われ、日本トランスオーシャン航空(JTA)が嘉数登副市長らに赤い羽根を届けた。式典には武見敬三厚生労働大臣や玉城デニー知事からもメッセージが寄せられ、相互に支え合う地域づくりの原動力となっている「赤い羽根」を、力強く展開していくことを誓った。
 共同募金運動は戦後間もない1947年に始まった「国民たすけあい運動」で、ことしで77周年を迎える。「空の美ら島便」宮古地区伝達式では、JTA客室乗務員の川上瑛穂さんが「赤い羽根」を届け、嘉数副市長や県共同募金会の野原勝宮古島市支会長に手渡した。
 川上さんは知事のメッセージを代読。知事は「地域のさまざまな福祉活動を支援する本運動は、県の社会福祉の推進を図る上で大変意義深い」として、草の根のボランティアや子育て支援など幅広い分野で活用されていることを紹介。
 地域で集めた寄付金は主にその地域のために使われており、一部は市町村を超えた広域活動に使われているという。また毎年の募金から一定割合を、「災害等準備金」として積み立てており、被災地支援に役立てられている。玉城知事は「地域の福祉ニーズが多様化する中、住民同士の助け合いがますます重要となっている。県民の『チムグクル』を持ち寄る運動を一層盛り上げるため、皆さまの協力を願いたい」と語った。
 武見厚労相のメッセージは、野原支会長が読み上げた。厚労相は「わが国は少子高齢化や人口減少、単身世帯の増加といった社会構造の変化や、孤独・孤立といった新しい政策課題に直面している」と説明。その上で、地域住民が互いに支え合う「地域共生社会」の実現に取り組んでいるとして、「相互に支え合う地域づくりの原動力となってきた共同募金が今後も力強く展開され、多くの人の支えとなることを願う」と述べた。
 嘉数副市長は座喜味一幸市長のあいさつを代読。「災害の多発や物価高騰など、取り巻く環境が厳しくなっているからこそ、今まで以上に人と人の助け合いが大切になる。市民に広くアピールし、関心を高めていきたい」と話した。

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