オンラインでワクチン接種方針の説明を受ける市対策室職員 =市役所

小児ワクチン、効果90%

厚生労働省は28日、オンラインで新型コロナワクチン接種体制確保に関する自治体説明会を開き、3月から始まる見込みの小児(5~11歳)接種に関する説明を行った。宮古島市は国の示す方針のもと、希望する市民が速やかにワクチンを受けられる体制を構築するとしている。

 小児用ファイザーワクチン接種による発症予防効果は90%で、心筋炎などの副反応の頻度は12~15歳より少ないとのデータを紹介。子どもや保護者にわかりやすく伝えるための資料を同省で作成中という。
 1瓶で10人の接種が可能なため、ワクチンを無駄にしないような体制構築の工夫を各自治体に求めた。
 また、2回目終了から8カ月経過からとなっている64歳以下の3回目接種を、3月から7カ月に短縮することも説明。一方で、接種体制が整っている自治体は6カ月経過した対象者にできるだけ多く接種を進めることも推奨。
 下地睦子ワクチン対策室長は「市は6カ月が経過した全市民に対して接種券を送付している。手元に届き次第できるだけ早くワクチンを打ってほしい。小児の接種についても、希望者が速やかに打てるよう体制を整えたい」と話した。

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