【5集】<宮古高校女子陸上部に聞く2023> 岩本理紗子さんインタビュー

ハードルとリレーで宮古新記録も

 昨年は県高校新人体育大会で女子100㍍H、同400㍍Hで2冠を達成しただけでなく4×100㍍リレーに出場し、3位入賞するなどハードルだけに限らず幅広く活躍した岩本理紗子さんの原動力と今年の目標を聞いた。

▼2022年を振り返って
 昨年は一昨年と比べて心身ともに成長できた1年だった。6大会に出場した経験から、レースに対する考え方もかわったし、緊張せずに今、自分が何をやるべきかを冷静にみられるようになった。特に6月に行われた全国高等学校陸上競技対校選手権大会南九州地区予選大会は九州で早い3年生と戦える最後の機会で、周りの早い選手に引っ張られて久しぶりの自己ベストを更新することができた。予選から全力を出さないと決勝に出れないことが分かっていたので、普段以上の実力を出すことができたと思う。その感覚が以降の大会に良い影響を与えることになったと思うので、上位入賞はできなかったけど、きっかけとして南九州大会が一番印象に残っている。

▼大会で輝かしい成績を残した原動力は?
 追われる側ではなく、追う側だったことが良かったと思う。悔しい気持ちから一昨年の大会動画を何度も見直した。400㍍ハードルのハードル間は35㍍あって、私は24歩で飛び越えていたけど、他の早い選手が20歩だったのを見て、2年生になるまでには縮めようと決めた。逆足で走り出さなければいけないので、何度も練習した。リレーの練習をすることによって100㍍自体のタイムが縮んだことも良かったと思う。他の種目に出ることが良い影響を得ることができたし、何より周りのサポートがあったから、良い結果を残すことにつながった。

▼2023年の目標と意気込み
 今年の目標は400㍍Hで全国に行くこと。そのために速く走れるようにもっと体力をつける練習を頑張りたいと思う。また昨年、100㍍Hで宮古記録更新できたとき、嬉しかったので、今年は400㍍Hと4人で走るリレーでも記録を更新できるようにチームで宮古新記録を狙って頑張りたい。

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