新型コロナ 宮古島市 週計807人

 県は27日、宮古島市で新たに93人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。21日からの1週間では807人となり、6週間ぶりに千人台を下回った。多良間村では8人の陽性が確認され、週計12人。県は2898人で、同2万1691人。いずれも前週の30人、2万7121人から大きく減少している。県は「学校再開で子どもたちの感染が広がらないよう、基本的な感染対策を継続してほしい」と呼びかけた。

 宮古島市における1週間当たりの感染者数は、7月17日週に1290人と初めて千人を超えて以降、14日週まで5週連続で約1300人と高止まりの状況が続いていた。20日から8日連続で前週同曜日を下回り、27日の93人は前週比102人の減。21日週の週計807人は前週比486人、37・73%の減。
 県内は7日連続で前週同曜日を下回り、27日の2898人は前週比1043人減。21日週の2万1691人は前週の2万7121人を5430人下回った。
 市内患者は10歳未満から80代の男女。年代別最多は10歳未満の23人で、40代19人、30代14人、50代9人と続く。直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数は1477.35人。全国の1173.09人を超える状況は続いている。

 オンラインで会見した城間敦感染症総務課長は「感染の勢いは落ちてきているが、前週比で8、9割と緩やか。警戒が必要な状況に変わりはない」とした。特に、来週から学校が再開することに触れ「子どもの活動が活発になることで、感染が再拡大しないか注意が必要。基本的な感染対策を続けるとともに、周囲の大人が子どもたちを守ってあげてほしい」と呼びかけた。
 医療体制については「宮古の病床使用率は改善されているが、医療従事者の休職者も多数出ていた。厳しい状況はすぐには改善しないと見られる」と述べた。
 宮古島市の入院中は11人、うち宮古病院9人(中等症5人、軽症4人)、民間病院2人(軽症2人)。宿泊施設療養中17人、自宅療養中846人、入院調整中299人。
 県の直近1週間10万人当たり新規陽性者数は27日が1460.56人。他府県と比較可能は26日現在の値は1530.79人で、全国8位となっている。

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