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壱番座、西里通り20年の歴史に幕 来月10日に平和館通りへ移転 最後の日、常連客ら名残惜しむ

 西里通りの飲食店として親しまれてきた「居酒屋&郷土料理 壱番座」が10日、建物の老朽化に伴い現在の店舗での営業を終了した。20年の節目に幕を下ろす最後の一日は、多くの常連客でにぎわい、住み慣れた場所での別れを惜しみながらも、新たな門出を祝う笑顔にあふれた。同店舗は6月10日から、平和館通り(菊之露酒造裏通り)の新店舗へ移転オープンする。
 4年前に父から経営を引き継いだオーナーの洌鎌敏光さん(32)は「大変なこともあったが、お客さんと共に楽しい思い出をつくることができた。支えてくれた皆さんに感謝したい。移転後も伝統を守りつつ『進む』という思いで頑張りたい」と決意を語った。
 浜川志仁店長(34)も「生まれ育った島で働ける喜びを実感している。移転後も変わらず宮古の人に愛される店にしたい」と前を向いた。

浜川店長(左)と洌鎌オーナー


 なお、新店舗は現在の店よりも規模が大きくなる予定で、自慢のメニューをさらに拡充させるなど、サービスの向上を図る。また、旧店舗の内装で使用され、店の象徴でもあったヤラブの木は、移転先でも引き続き使用され、店の歴史を未来へとつなぐ。
 20年来の常連という50代男性は「今では島内外で人気の『宮古牛の握り』も、この店が元祖。宮古牛の握りや新鮮な刺身を食べるのが楽しみだった。コロナ禍の休業などを乗り越えての移転。これからも応援していきたい」と期待を寄せた。
 移転オープンに伴い、新しいスタッフを募集している。問い合わせは公式インスタグラムまで。

ヤラブの木は店の象徴でもあった