市内のビーチには多くの来島客が訪れ、感染対策をしながら観光を楽しんだ =伊良部の渡口の浜

お盆休み後半 観光客 感染対策を意識

 最大11連休となる2022年の盆休みは、11日から後半を迎えた。市内各地の行楽地は観光客で賑わい、ビーチには宮古の海を楽しむ人が多く訪れた。3年ぶりに緊急事態宣言などの制限が無い盆休みだが、新型コロナウイルス感染拡大からか、食事はホテルから出ずに部屋で済ませ人との接触を可能な限り避けるなど、感染対策を意識しながら観光をする来島客も見られた。

 「山の日」で来島客がピークを迎えたこの日、伊良部佐和田の17エンドには多くの観光客が訪れ、付近の駐車場に入りきらないほど多くの車が路上に駐車する場面もあった。
 群馬県からフォトウエディングのため夫婦で訪れた20代男性は、「自分たちは山の地方の生まれなので、海での撮影にしようと宮古島に訪れた。初めて訪れた島の海は別世界のよう。撮影は1日で終わりなので、新婚旅行もかねて島を楽しみたい」と笑顔を見せた。
 10回目の来島という宮城県の30代男性は、「島の魅力は海のきれいさ。感染対策のため食事はホテルでとるようにしている。人ごみを避け、ビーチでのんびり過ごしたい」と話した。
 また伊良部の渡口の浜は海水浴やジェットバイクを楽しむ観光客で賑わった。京都から家族で訪れた10代の女性は、「10日は前浜でバーベキューを楽しんだ。宮古島は初めて来たが、京都より風があって涼しいかもしれない。(12日からは)あまり人ごみには行かずに、ゆったりと過ごせるビーチなどを考えている」と述べた。
 同ビーチで飲食店を営む60代男性は、「客数はコロナ以前に戻りつつあるが、第7波以降は若干減っている印象。ホテルやレンタカーなどにキャンセルが出ているのでは」と分析した。

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