新型コロナ 宮古島市288人、過去最多更新

 【那覇支局】県は10日、宮古島市で新たに288人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者数としては、7月26日の278人を超え、最多を更新した。累計は1万5888人。多良間村では2日連続の確認で3人。累計162人。県内では新たに5063人が確認された。累計は40万5913人。新たに5人の死亡も報告された。累計530人。

 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から108人増加した。年代別では40代の53人が最多。30代と50代の各42人、10歳未満の34人が続く。確認中は1人。県外在住者は8人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は2374.37人。
 多良間村の患者は年代確認中の男女。3人とも9日に発病し、同日に感染が確定した。
 宮古地区の入院中39人、宮古病院10人(中等症5人、軽症5人)、民間病院29人(中等症2人、軽症27人)。病床使用率は59.1%。宿泊施設療養中27人、自宅療養中954人、入院調整中640人。
 県の糸数公保健医療部長は「感染の勢いは弱まっているが、この傾向に対して県民の若干の気の緩みを心配している。10日から始まった旧盆で人と人の交流により、感染のリバウンドが懸念される。入院できていない高齢者も多く居るので、同居家族で短時間過ごしてほしい」と話した。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を1117人下回った。年代別では40代の817人が最多。国基準の重症者は22人。死亡が報告されたのは中部保健所管内の30代男性、うるま市の80代男性と60代の男女、南部保健所管内の40代女性の死亡が報告された。30代の死亡者は3人目。新たなクラスター(感染者集団)も発表され、県立精和病院で9日までに11人が集団感染した。累計711例。
 全国と比較可能な前日時点の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数2234.81人は138日連続で全国ワースト。全国平均は1189.63人。

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