新型コロナ 新たに市87人、県内2241人

 【那覇支局】県は6日、宮古島市で新たに87人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は1万237人。9日連続で前週の同曜日を上回った。多良間村は4日連続のゼロ。累計90人。県内では新たに2241人が確認された。2000人を超えるのは2日連続。累計は26万3168人。
 県は同日、6月20日から29日の感染者230人のゲノム解析の結果を発表し、5人の検体から従来のオミクロン株より感染力が1・49倍高い「BA・4」が県内で初めて確認されたと明らかにした。「BA・4」は東京都、大阪府、宮城県などで確認されている。「BA・4」の感染者5人のうち、4人は中部保健所管内在住の家族。1人は那覇市在住。同じゲノム解析では「BA・5」が新たに30人、「BA・2・12・1」も新たに1人確認された。
 市内患者は10歳未満から80代の男女。前週同曜日から44人増加した。年代別では10歳未満の18人が最多。30代の15人、10代、40代の各14人が続く。県外在住者は3人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は789・02人。
 宮古地区の入院中5人、宮古病院4人(中等症2人、軽症2人)、民間病院1人(軽症1人)。病床使用率は7・6%。宿泊施設療養中13人、自宅療養中294人、入院調整中198人。
 県内の新規感染者は前週の同曜日を532人上回った。年代別では10歳未満の491人が最多。国基準の重症者は9人。新たなクラスター(感染者集団)も3例報告され、5月から6月に3つの那覇市の社会福祉施設で合わせて76人が集団感染した。累計701例。

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