レンタカー年度別事業者数及び車両数

レンタカー宮古島市は3526台

 沖縄総合事務局陸運事務所は4日、2022年3月末現在の県内レンタカー事業者・車両数を発表した。県全体では減少傾向が続いているが、宮古島市は車両数3526台で前年同期比324台、10・12%増加、事業者数も145社で20社増えている。新型コロナの影響で車両数は一時減少していたが、入域観光客の回復に伴い増加に転じた。その一方でまだ需要に十分対応できず、人手不足が課題になっている。
 宮古島市のレンタカーの内訳は乗用3047台、貨物420台、特殊44台、乗合4台、小型2輪11台。車両数は18年度の3695台から19年度は3227台、20年度は3202台と減少していたが、21年度は18年度の95%まで戻っている。今年度は4月以降も増加傾向にあるという。事業者数は18年度の107社から19年度118社、20年度125社と増加が続いている。
 県全体の車両数は18年度の4万1249台に対して19年度が4万1155台、20年度が3万2467台と減少傾向にあり、21年度は3万1914台で18年度比9335台、22.63%減少。事業者数は1021社で18年度よりも209社増加した。
 市内のあるレンタカー事業者は「コロナ禍で一端台数は減っていたが、観光客が戻ってきたので増えている。6月末から7月はずっと忙しく、まだ足りていない」と現状を説明し、自動車の納期遅れもあって捗らないという。
 車両は増えたが「人手が足りない」と課題をあげる。人手不足のため業務に支障を来す恐れもあり、車はあっても貸出を抑えている事業所もあるという。「宿泊施設は増えているが、レンタカーやタクシーは不足している」と指摘。来島者と2次交通の釣り合いが取れていない状況を懸念する。

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