平良中学校 70周年記念式典

 平良中学校(宮國幸夫校長)の創立70周年記念式典(主催・同事業期成会)が12日、同校体育館で開かれた。多くの関係者が出席し、これまで2万人余りの卒業生を送り出している同校のさらなる発展を願ったほか、期成会の佐平博昭会長が歴代の校長・PTA会長などに感謝状を贈呈した。

伊志嶺元校長(左)などに佐平会長が感謝状を贈呈した


 同校は1952年9月3日、平良南・北の2中学を統合して創立された。昨年度の70期卒までで、2万365人の卒業生を輩出。佐平会長はコロナ禍で式典が無事開催できたことを喜び、「宮古を代表する学校として、宮古圏域はもとより、県内外、全国、世界で活躍する人材を輩出し、社会に大きく貢献していることは本校の誇りであり後輩たちの励み」と語った。
 宮國校長は「記念事業を通して、本校の長い歴史と良い伝統は、保護者はもとより卒業生や地域の皆さまが寄せてくれる愛情の賜物と改めて実感した。教育活動推進への理解と支援を心より感謝したい」と述べた。
 生徒を代表して生徒会長の長濱智佳さんが「コロナ禍で活動に制限がある中だが、『さすが平良中』『やっぱり平良中』『それでこそ平良中』と言ってもらえるよう、このスローガンの輝きが失われないよう努力していきたい」と抱負を語るとともに、70周年という大きな歴史の1ページに立ち会えたことを喜んだ。
 同校の発展に寄与したとして、歴代校長のうち第18代から21代までの伊志嶺吉作さん、島袋正彦さん、亀川昌彦さん、池城健さんに感謝状を贈呈。同じく歴代PTA会長の9人や、物品寄贈者や高額寄付者など、64の団体と個人にも感謝状が贈られた。

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