新型コロナ 市83人、2日連続80人超え

 【那覇支局】県は20日、宮古島市で新たに83人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。80人以上の感染者が確認されるのは2日連続。1週間当たりの人口10万人当たりでは754.23人と1月18日の757.89人以来92日ぶりに700人を超えた。累計は4944人。多良間村は22日連続のゼロ。累計76人。県内では新たに1581人の感染が確認された。累計14万7348人。

 市内患者は10歳未満から80代の男女。前週同曜日の51人と比べると32人増加した。4日連続で前週の同曜日を上回った。推定感染経路は51人が明らかになっていない。年代別では20代の19人が最多で10代17人、30代15人が続く。職業別では小学生の12人が最多でサービス業10人、中学生、会社員の各8人が続く。確認中は10人。県外在住者は1人確認された。
 宮古地区の入院中は宮古病院で2人(中等症1人、軽症1人)。病床使用率は3・0%。宿泊施設療養中26人、自宅療養中241人、入院調整中214人。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週の同じ曜日を75人下回った。年代別では10代が最多。県基準の重症者は3日連続ゼロ。県内では新たなクラスター(感染者集団)も2例報告された。3月に石垣市の保育施設で16人、4月に那覇市の事業所で14人がそれぞれ集団感染した。累計642例。
 県の宮里義久感染対策統括監は「ワクチン接種の効果は感染予防以外にも重症化の予防もある。高齢者を中心に接種率は上昇しているが、若い人の感染が多い状況を踏まえるとワクチン接種をして、安心して大型連休を迎えてほしい」と話した。
 前日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数638・87人は26日連続で全国ワースト。全国平均は248.23人。

関連記事一覧