宮古フロイデ合唱団　追悼と復興願い合唱

東日本大震災の発生から11年が経った11日、伊良部字長浜のホテルてぃだの郷（猪子立子代表）で被災地の追悼と復興を願う「ストリートピアノでつなぐ祈りのハーモニー」が開催された。11道府県19会場で同時に同じ内容で行われ、宮古フロイデ合唱団（新城悦子団長）が追悼の歌を捧げた。

　今年も新型コロナウイルス感染症の影響で合唱団とホテル従業員など参加者を限定して行われた。最初は佐和田の浜を向いて1771年に発生した「明和の大津波」の犠牲者に、東日本大震災が発生した午後2時46分には東北に向かって黙とうした。引き続きピアノの伴奏に合わせて「ふるさと」、復興支援ソング「花は咲く」などを合唱した。
　猪子代表は「明和の大津波では2800人が無くなっている。宮古でも大津波があったことを忘れてはいけない」と話した。