新型コロナ 県内1175人、3日ぶり4桁

【那覇支局】県は25日、宮古島市で新たに16人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。12日連続の2桁の感染者となった。累計は3096人。県内では新たに1175人の感染が確認された。累計7万7102人。4桁の感染者数は22日以来3日ぶり。県はPCR検査の予約が取りづらくなっていることを踏まえて、26日から「抗原定性検査・陽性者登録センター」の運用を開始し、期間は当面の間としている。

 市内患者は10歳未満から90歳以上までの男女16人。前週の22人と比べると55%減となった。年齢別では20代、50代の各3人が最多で10歳未満、30代、70代が各2人と続いている。80代はゼロ。推定感染経路は6人が明らかになっていない。職業別では飲食業4人が最多で学生、無職、小学生の各3人が続いている。確認中は1人。1週間当たりの人口10万人当たりでは305.72人となり、11日連続の3桁となった。
 市の入院中20人は宮古病院15人(中等症11人、軽症3人、無症状1人)、民間病院5人(中等症3人、軽症2人)。宿泊施設療養中31人、自宅療養中171人、入院調整中74人となっている。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週18日の1443人と比べ18.6%減少した。県基準での重症者は6人。県内の重点医療機関の欠勤者は390人。
 県内の入院患者数は416人で、このうち264人が中等症。国基準では重症患者は47人、中等症は223人。入院.治療等調整中は1505人、宿泊施設療養中は406人、自宅療養者は7819人。
 県は感染者の早期発見を目指し、「抗原定性検査・陽性者登録センター」を県庁内に設置する。これにより、市販の検査キットで陽性になった場合、センターに画像などを送信すれば、オンライン上で医師の診断を受けることができる。重症化リスクの高い40代以下を対象にしている。従来は診断に2回の検査が必要だったため、検査機関のひっ迫を抑える効果がある。
 25日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は540.9人。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(64.7%)はレベル3(感染まん延期)の50%を超え、重症者用病床使用率(43.1%)はレベル2。

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