新型コロナ 宮古島市 感染28人

【那覇支局】県は20日、宮古島市で新たに28人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。7日連続2桁の感染者となった。累計は2995人と3000人台に迫る。県内では新たに1309人の感染が確認された。累計7万1811人。

 市内患者は10歳未満から70代までの男女28人。前週の109人と比べると74%減少した。7日連続で前週の同じ曜日を下回った。年齢別では40代の6人が最多で20代、30代、60代の各5人が続いている。70代までの各年代に感染が広がっていて、推定感染経路は20人が調査中で71%の感染が分かっていない。職業別では会社員6人が最多で小学生、建設業各3人、飲食業2人が続いている。確認中は2人。1週間当たりの人口10万人当たりでは525.40人となり、600人を下回り、6日連続の3桁となった。
 市の入院中18人は宮古病院13人(中等症10人、軽症3人)、民間病院5人(軽症5人)となり、宮古地区の病床(67床)使用率は27%。宿泊施設療養中26人、自宅療養中260人、入院調整中148人となっている。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週13日の1817人を508人下回り、28%減少した。年代別では20代の211人が最多。県基準で重症者は6人。医療従事者の欠勤者は412人となり、5日連続で前日を下回った。南部医療センター(南風原町)で発生しているクラスター(感染者集団)で新たに1人の感染が確認された。累計6人。
 県の糸数公医療技監は「オミクロン株は潜伏期間が短く家庭内感染が多いので、家庭内で感染者が出た場合はマスク着用や手指消毒などの感染対策の徹底をお願いしたい」と注意を呼び掛けた。
 県内の20日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は630.66人。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(57.1%)はレベル3(感染まん延期)の50%超。重症者用病床使用率(35.2%)は病床が増えたことでレベル2(感染流行期)まで改善した。

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