ワクチン接種率伸び悩む 全国と7ポイント差

宮古島市の新型コロナワクチン接種率が伸び悩んでいる。9日現在の全市民に対する1回目接種率は71.75%で、全国平均の78.96%と7強の差が開いている。現在集団接種は行っていないが、市内の民間医療機関では1回目を受け付けているため、市は1人でも多くの市民にワクチンを打ってほしいと呼び掛けている。

 接種率の伸び悩みは沖縄県全体で起きており、市の接種スピードは県内屈指の速さだったが、現在では県内11市の標準的な値になっている。全年代の接種率が11市で最も高いのは石垣市の72.31%。県内41市町村で最も高いのは多良間村の84.33%。
 宮古島市は65歳以上がわずかに全国を上回っている以外は全年代で全国平均を大きく下回っており、特に10代の65.13%は沖縄県(66.56%)より低い。12歳になった小学6年生の接種率が伸び悩んでいるという。
 市の職員は「副反応などワクチンについてさまざまな意見があるのは理解している。あくまで個人の自由選択が大前提だが、全国平均に少しでも近づけるよう、まだ打っていない人にも積極的に検討して欲しい」と話した。

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