【新型コロナ6日付】宮古島市82日ぶりに50人超

【那覇支局】県は6日、宮古島市で新たに56人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日の感染者数が50人を超えるのは1月14日の62人以来、82日ぶり。累計は4216人。多良間村は8日連続のゼロ。累計76人。県内では新たに1410人の感染を確認。1400人を超えるのは1月19日の1431人以来、77日ぶり。累計12万8833人。県は同日、新たに7例のクラスター(感染者集団)を報告した。累計572例。

 市内患者は10歳未満から80代の男女。前週同曜日の29人と比べると27人増加した。推定感染経路は32人が明らかになっていない。年代別では10代の13人が最多で20代の12人、40代の11人が続く。職業別では会社員の14人が最多で小学生の10人、中学生、無職の各4人が続く。確認中は5人。1週間当たりの人口10万人当たりでは435.70人と400人を超えた。
 宮古地区の入院中3人、宮古病院2人(中等症2人)、民間病院1人(中等症1人)。宿泊施設療養中9人、自宅療養中164人、入院調整中88人となっている。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週の同じ曜日を352人上回った。15日連続で前週の同曜日を上回った。年代別では10代が最多。県基準で重症者は2人。クラスターは名護市や石垣市の社会福祉施設や事業所などで1月から3月に確認され、合わせて101人が集団感染した。
 県の城間敦感染症総務課長は「感染が全体的にじわりじわりと増えており、福祉施設で目立つ印象がある」と話した。
 前日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数489.66人は11日連続で全国ワースト。全国平均は257.54人。
 県の警戒レベル判断指標は当日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数513.36人はレベル4(非常事態)。500人を超えるのは1月28日の502.98人以来、60日ぶり。国基準の病床使用率は34.4%でレベル2(感染流行期)、重症者用は13.1%でレベル1(流行注意期)。

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