新型コロナ 3日連続最多の133人

【那覇支局】県は8日、宮古島市で新たに133人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。患者累計は2302人。昨日の110人を大きく上回る感染者が確認され、3日連続で過去最高を更新するとともに、2日連続で百人を超える新規感染者数となった。1週間当たりの人口10万人当たりでは735.93人となり、過去最悪の7日の497.94人を上回り、700人を超えた。

 市内患者は10歳未満から70代までの男女133人となっており、年齢別では20代の44人が最多で、30代28人と40代20人が続いている。30代までの若年層で全体の74%を占めるなど、県と同様に若い人に感染が広がっている。推定感染経路も97人が調査中となっており、73%の感染者の経路が分かっていない。職業別では学生15人が最多で飲食業11人、建設業と会社員の9人が続き、医療従事者で4人確認されている。市の1週間の新規感染者数は402人と初めて400人を超えた。
 市の入院中は21人で宮古病院16人(中等症3人、軽症11人、無症状2人)、民間病院5人(軽症5人)。宿泊施設療養中43人、自宅療養中130人、入院調整中229人。宮古病院では感染者や濃厚接触者になるなどして、18人が欠勤中。
 県内では新たに1759人の感染が確認された。県内も3日連続で過去最高を更新し、2日連続の千人台となった。県内の累計患者数は5万5897人になった。2日からの1週間で5183人と前週の228人と比べて22.7倍、前週1日の52人と比べると33.8倍の感染者数となった。
 県内患者は10歳未満から90代の男女。年代別では20代の903人を中心に30代までで全体の80%を占め、若年層を中心に感染が拡大している。推定感染経路では家庭内205人、友人.知人159人、飲食96人、職場内41人、その他27人、施設内4人が判明しているが、残る1227人は調査中となっている。
 県内の直近1週間で人口10万人当たり349.00人となっており、300人を超えた。300人を超えるのは昨年8月14日から20日の1週間の317.0人以来、2回目。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(36.0%)、重症者用病床使用率(28.3%)はレベル2の20%超となっている。
 在沖米軍では新たに302人の感染が報告され、7日の254人を抜いて1日の新規感染者数を更新した。累計4583人。

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