宮古神社で祈年祭　コロナ禍で規模縮小

　宮古神社（渡慶次馨宮司）は17日、ことしの五穀豊穣を祈る大祭「祈年祭」を行った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小して祭典のみとなったが、参列者とともに豊作豊漁や、コロナ禍が収束して平穏な日常が戻ることを願った。

　祈年祭は午前10時から始まり、奥間寛次権禰宜が清め祓いや祝詞奏上などを執り行い、琉球舞踊穂花会家元の亀浜律子さんが「豊年のあやぐ」を神前奉納した。ことしは感染予防として三密回避のため座席を制限し、参列者は検温と手指消毒をし拝殿に入り、例年行っている子どもたちの舞踊やエイサーなどの余興は中止した。
　祭典を終えて奥間権禰宜は参列者に「新型コロナのためこれまで当たり前だったことができなくなっている。一日も早く安心して暮らせる世の中となるよう、秋の大祭は盛大にできるよう皆さんと一緒に祈念したい」と述べた。