マスクを寄贈し記念撮影に臨む羽地支部長(右から3人目)、座喜味市長(左から3人目)、大城教育長(左端)、下地中生徒会役員と濱川校長(右端)=市役所大ホール

台湾基隆市、宮古島市に医療マスク1万枚寄贈

 台湾基隆市(林右昌市長)政府はこのほど宮古島市に医療用マスク1万枚を寄贈した。宮古島市内で新型コロナウイルス感染が急速に拡大したことを心配し支援するもので、琉球華僑総会宮古支部の羽地芳子支部長宛てに配送。羽地支部長は17日、かねてから交流のある下地中学校の関係者らと共に市役所大ホールに座喜味一幸市長を訪ね贈呈式で手渡した。式には大城裕子教育長も同席した。

 羽地支部長によると台湾のテレビでは宮古島での感染拡大を連日、大々的に報じており市民の関心を集めていたという。羽地支部長が市政府担当者に連絡をした際に、寄贈したいとの申し出を受けた。税関等の煩雑な手続きを簡略化するため同支部宛てに発送、羽地支部長が受け取った。
 下地中からは生徒会役員3人と濱川成共校長らが参加。同校は台湾との国際交流を20年以上続けており、2012年から15年まで4年連続で基隆市長を表敬訪問している。生徒たちは「謝謝(中国語でありがとうの意味) 台湾!」、「謝謝 基隆市政府」と書かれた横断幕を作り式に臨んだ。
 座喜味市長は「貴重な寄付。喜んでしっかりと使わせていただく。台湾とはスポーツ、教育、農林水産のほか観光でも交流がある。なおいっそうの発展を願う」と述べ感謝を示した。

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