関東南秀同窓会、合唱通して絆深める

【東京・高橋伸弥】関東南秀同窓会(砂川真栄会長)の新年会、南秀くらぶ混声合唱団の集い「歌の広場」が23日、東京上野の東京文化会館リハーサル室で行われた。結成5年となる南秀くらぶは関東南秀同窓会の有志らが集まった合唱団。同窓会の新年会は1年の活発な活動を祈願するとともに、集いでは参加した27人が「牧場の朝」「花」「仲よしこみち」などを合唱し、楽しい時間を過ごした。


 同窓会は旧制宮古中・宮高女、宮古高校の卒業生で構成される。砂川会長(城辺字比嘉出身、宮高9期卒)は「年に4回発行の会報誌『絆』を創刊した。会員が集まって歌を楽しむ南秀くらぶでは昨年12月にジョイントコンサートを行った」などと精力的な活動を報告した。
 同合唱団長の吉田静子さん(旧姓・富永、平良字西里出身、宮高18期卒)は「歌はサプリメントかなと思っている。歌っても聴いても安らぐ。心も元気になるし、一人で歌うより大勢の方が元気になる。大きな声で歌って元気になって明日からの活力にしていただきたい」とあいさつ。
 月2回の練習には、東京はもとより千葉、神奈川など関東全域から駆け付ける。新城恒吉さん(城辺字新城出身、宮高11期卒)は千葉県銚子市から片道3時間かけて参加しおり、「沖縄の歌を主として歌っている。何十年も離れているけれど、歌うことで故郷を思い出しながら故郷に帰ったような気分で歌っている。月に2回集うのも楽しい」と話した。
 合唱団の講師を務めている横山寿子さんは「皆さんと歌うことによって太陽と海の青さが伝わってくくるような感じがする。沖縄の歌を歌う時は水を得た魚のように元気で、私自身も元気をもらっている」と評した。
 集いは拍手喝采あり、最後は「豊年の歌」とカチャーシーで締めくくった。
 次の活動は5月23日に東京市カ谷のアルカディア市カ谷で定期総会・懇親会を予定している。

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