THE YELLOW MONKEYの一部ツアーグッズが差別表現との指摘を受け販売中止、過去には椎名林檎のヘルプマーク騒動も
ロックバンド・THE YELLOW MONKEYの公式サイトは13日、今年9月6日から10月30日まで全国8公演を予定する「TOUR 2026 THE COUNTDOWN〜60分1本勝負〜」の一部ツアーグッズについて販売中止を発表。同日21時30分に通信販売を停止し、購入者には注文のキャンセル、返金対応を行う。
「何かのメッセージなのか」伊東市の田久保市長のアニメ柄バッグに注目が集まる
サイトでは、対象のロングスリーブTシャツについて「デザイン上、差別表現を想起させるとのご意見が寄せられました」とし、「本商品は、70年代に見られるような風刺系メッセージTシャツをオマージュしたデザインであり、差別表現を助長する意図は一切ございませんが、総合的な判断のうえで、販売を中止させていただきます」と説明。
また、「既にご購入いただいたお客様ならびに、ご購入をご検討されていたお客様には、心よりお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。
アーティストのグッズをめぐっては2022年10月、シンガーソングライター・椎名林檎の公式リミックスアルバム「百薬の長」の特典グッズをめぐる騒動が思い起こされる。同アルバムは翌11月の発売を予定し、「ユニバーサルミュージックストア」では、3種類の特典グッズが付いた限定盤の発売を告知。
だが、特典となるアクリルカードケースのデザインが東京都福祉保健局作成の「ヘルプマーク」と酷似していたほか、マスクケースには国際的な法律で一般の使用が禁じられている赤十字マークが入っていたため、不適切なデザインとして問題視されていた。
ヘルプマークは、赤地に白い十字とハートが描かれたストラップ型で周囲の人から支援や配慮をしてもらいやすくする目的で2012年から配布をスタートさせ、全国的に普及していったマークである。
これを受け、東京都もグッズのデザインを問題視し、ユニバーサル・ミュージックに対応を求めていた。そして、ようやく同社はグッズのデザインを改訂するとともに、当初予定していた発売日の延期を発表。
また、「そのデザインについて改めて弊社で検証しましたところ、法令の確認を含めた各種チェックが不十分であったこと、また、日本赤十字社及び東京都福祉保健局からも各マークの使用規定などについてご指導を頂きましたことなどを踏まえ、このたびの決定に至りました」と説明し、謝罪に至った。
ファンにとって、グッズは“神”的な存在。アーティストの個性や主張も理解できなくもないが、変更や中止となっては元も子もない。あとは、ツアーの成功を祈るばかりである。






