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証拠の取り扱いの問題を指摘 再審法改正を見据え、デモ隊が永田町を行進

真の再審法改正をめざす法律家有志の会によるデモ「ノーモア!えん罪 変えよう再審法!」が1日、東京都千代田区で開かれ、国会議事堂の周辺などを参加者約500人が行進した。デモでは改正案における証拠の取り扱いに問題があると主張。必要な証拠が弁護人らへではなく裁判所に提出されることは、情報の開示にならないと主張している。

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デモは、1986年に発生した女子中学生殺害事件(福井事件)で、5年以上にわたって服役した前川彰司さんや、放火殺人で無期懲役判決を受けて後に再審無罪になった青木恵子さんら、えん罪の当事者や関係者らが先頭に立って、スタートした。

日本弁護士連合会や家庭裁判所などがある日比谷公園の霞門、国会議事堂の南西部などを回った。途中の国会議事堂前では、中道改革連合元代表の斉藤鉄夫氏、社会民主党党首の福島瑞穂氏、日本共産党委員長の田村智子氏ら、合計で数十人の野党議員が拍手で出迎えた。

出迎えた議員の一人である立憲民主党の打越さく良議員は、「えん罪被害が二度とあってはならない。この思いがここまでのうねりになった。それを立法府が受け止めねばならない」と語った。

改正案では、「目的外の証拠使用の禁止」「証拠一覧表の制度」の2点について、5年ごとに見直す検討をすること、再審開始の決定に時間がかかる原因である「検察による抗告の原則禁止」が盛り込まれている。目的外での証拠使用の禁止に関しては、違反した場合、罰則が盛り込まれている。

NHKで記者として働いていた同党の小林さやか議員は「この目的外使用の禁止はとんでもないです」と話し、検察が証拠を自由に利用できることへの危機感を訴えた。

デモの呼びかけ人を務めた鴨志田祐美氏は袴田事件を振り返り、「無実の人が捜査機関がねつ造した証拠で死刑になってしまったかもしれない。そういう人を救い出すのに58年かかった。これが出発点だったはずです」と話し、えん罪の撲滅と刑事訴訟法(再審法)の改正の必要性を求めた。

裁判のやり直しをめぐる再審法改正案は、衆議院の本会議で自由民主党、日本維新の会、参政党などの賛成によって6月16日に可決された。少数与党の状態になっている参議院でも、参政党が賛成に回ったことで今国会で可決する公算が大きくなった。

デモに参加した20代の男性は、法務省が提出した改正案であることを問題視した。「えん罪を作り出してきた法務省の改正案が国会で通されそうになっている。無実の人が無罪になるよう、その一端を担いたい」とデモに参加した理由を語った。

7月9日、10日に袴田ひで子さんインタビューを掲載予定

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