純利益46億円で大手超え BE:FIRST、HANA擁する芸能事務所BMSGが創業6年で急成長した理由
ボーイズグループ・BE:FIRSTやガールズグループ・HANAなどを擁する芸能事務所・株式会社BMSGの第6期決算公告が15日に公開され、純利益46億900万円で前期比96.21%増となったことが明らかとなり、大きな注目を集めている。
BMSGは、AAAのメンバーとして活動していた日高光啓ことラッパーのSKY-HIが立ち上げ、代表取締役CEOを務めている芸能事務所。2020年に設立され、BE:FIRST、MAZZELなどのボーイズグループや、傘下のB-RAVEにはHANAなどが所属している。
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国内の同業他社の直近の純利益は、たとえばエイベックスが35.53億円(連結決算)、アミューズが26.95億円(連結決算)、ソニー・ミュージックアーティスツが19.45億円となっており、BMSGは第6期でこれらの老舗芸能事務所の利益を大きく上回っている。
「CD不況時代」とも言われているが、なぜBMSGはここまで利益を伸ばしたのか。第6期の純利益46億900万円というのは、第5期の23億4900万円から22億6000万円増え、ほぼ倍増した形。利益剰余金は65億8900万円から111億7900万円、総資産も108億9100万円から202億9300万円へ拡大した。
CD販売枚数だけを追わない商品戦略
背景の一つと考えられるのが、複数の所属アーティストが同時に収益を生む体制への移行だ。HANAのデビューは2025年4月。第6期には本格的に活動が始まった時期にあたり、楽曲やアルバムの発売、ファンクラブ、グッズ、全国17都市30公演(追加含む)のツアー展開などが行われた。
また、BE:FIRSTも味の素スタジアム2公演で約10万人を動員。ほかのグループも活動の幅を広げている。
もう一つ注目されるのが、CDの販売枚数だけを追わない商品戦略。BMSGは2024年発売のBE:FIRST「Masterplan」で、法人別特典やランダム封入特典を廃止。従来ランダムで封入していたカードを、全種類がそろう独立したグッズとして販売した。
その結果、CD出荷枚数は前作より約7万枚減ったが、CDと関連グッズの総売上は前作比約2倍になったと同社は報告している。
この施策は第6期の利益拡大の直接的な要因ではないものの、CD枚数よりもライブ、グッズ、ファンクラブなど収益性の高い商品へファンの支出を移す戦略が見える。
つまり、人気グループの人気拡大に加え、ファンの支出をCDの複数購入からグッズやライブなどへ広げる戦略が、急成長を支えた可能性は高いといえる。
創設からわずか6年で純利益46億超えを達成したBMSG。今後も戦略に注目が集まりそうだ。






