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果樹カメムシが大量発生、 京都では柿の被害が3倍に…温暖化で越冬増えれば来年も

近年、ベランダや洗濯物など、身近な場所でも見かけるカメムシ。今年は農作物に被害をもたらす果樹カメムシ類が各地で多く発生しているという。

農林水産省によると、今年、果樹カメムシ類の注意報、警報を出したのは31府県(10月14日現在)。そのうち注意報を2回出したのが佐賀、滋賀、徳島、熊本、大分、愛媛、岐阜、鹿児島、和歌山、大阪、鳥取、香川。3回出したのが群馬、愛知、三重。静岡の場合は、8月に注意報を出し、2回目の10月には警報に引き上げた。

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果樹カメムシにはチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシなどがいて、これらのカメムシは果実の汁を吸うことで、変形、変色させて商品価値をなくしたり、落果被害を引き起こす。ちなみに、これらは例年、われわれが家の中やベランダで見かけるカメムシと同類だ。

5月に注意報を発表した京都では、今月中旬まで確認されたカメムシによる柿の被害は平年の3倍。府内の山城地域では4月から10月上旬までに例年の6倍のカメムシが飛来したという。また、10月に警報を出した静岡では、県内の4カ所に設置した予察灯で誘殺した数は平年の約20倍だったそうだ。

スギ・ヒノキの種子豊作で大繁殖

では、なぜ果樹カメムシが大量発生しているのか。取材した害虫に詳しい研究機関関係者はこう説明する。

「秋に出現する果樹カメムシはスギ・ヒノキの種子を食べて育つのですが、今年の春はエサとなるスギ・ヒノキの種子が豊作で夏に大繁殖。秋までに種子を食べ尽くしてしまい、エサを求めて山から飛来し、大量発生したものと思われます」

さらに来年も多いという予想も。

「カメムシのライフサイクルは夏に成虫になり、冬に一部が死に、越冬したカメムシが春に産卵して死ぬ。近年は温暖化で気温が高いので越冬するカメムシが増えて、産卵も増え、当然、翌年のカメムシも増える。今年も暖冬傾向が予想されているので、来年もカメムシが増える可能性は高そうです」

今年も各地で増えているカメムシ。洗濯物を取り込むときのチェックや、窓や網戸の隙間をふさぐなど、対策を取りたいところだ。

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